
人々を笑顔にする、ポスター作家のアイデアとユーモア
今年で8回目の開催となる、Bunkamura ドゥ マゴ パリ祭。
その特別連動企画として「レイモン・サヴィニャック展 パリの街が愛したポスター」が、
Bunkamura Box Gallery にて開催されます。
(以下、Bunkamura ウェブサイトより)
パリを愛し、パリに愛されたポスター作家、レイモン・サヴィニャック。2002年、94歳でこの世を去るまで、
生涯現役のポスター作家として様々な企業のポスターを手掛けた彼の持つ大きな力は、たくさんのアイデアとユーモア。
当時パリの街角は、彼のそのアイデアとユーモアで溢れていました。
人々を陽気にするユーモアという力は、街行く人を笑顔にし、毎日の生活にワクワクする予感をもたらします。
単純明快なデザインとポップな色使い。彼はそのポスターで1つのアイデアを変幻自在にあやつり、
そのものの持つ1番の魅力を伝えました。
広告代理店の台頭により、ポスター作家とクライアントとの距離が離れていった1970年代、
彼はその状況でもなお、自らが信じた方法でポスターを描き続けます。
彼のポスターでまるで魔法のように愛おしく輝き出す商品たち。
20世紀最大のポスター作家レイモン・サヴィニャックのポスターは私たちに呼びかけます。
「ハッピーに行こうよ。」と。
本展では、多数のオリジナルポスターに加え貴重な原画作品を展覧販売いたします。
また、フランスの”美しいガラクタ”ブロカント、企業が広告用に作成した当時のアドバタイジンググッズも併せて販売。
Bunkamura ドゥ マゴ パリ祭開催中の館内で、会場はパリの蚤の市さながらの賑やかさに。
サヴィニャックが愛したパリを、そしてパリに愛されたサヴィニャックの世界を存分にお楽しみください。

展覧会イメージ作品
「Bal des Affiches ポスター舞踏会」
1986年 リトグラフ
サヴィニャックの作品展のポスター。彼を一躍有名にした≪牛乳石鹸 モンサヴォン≫の雌牛が、恩師カッサンドルが描いた≪デュボネ(お酒)≫のキャラクターとダンスを踊っています。人生における大切な出会い。カッサンドルへの感謝が表れています。

「La Révolution Savignac(Air France) サヴィニャック回顧展(エールフランス)」
2008年 オフセット
サヴィニャックが亡くなった後の回顧展のポスターには、代表作のひとつ≪エールフランス≫が用いられました。長い首のキリンが表すのは「世界一長いネットワーク」。そこに描かれたいくつもの国旗は、実際にこの航空会社がフライトしている国のものです。

「Exposition d’affiches ‘Villemot-Savignac’ ヴィユモとサヴィニャックのポスター展」
1949年 リトグラフ

「Graines Éclor 種の販売メーカー エコール」
1966年 リトグラフ
野菜等の種を販売するメーカーのポスター。今よりも家庭で野菜や果物を栽培することが多かった時代。
子供たちも新鮮で安全な食べ物で元気に育ちます。

「Gloria Écrémé コーヒー用クリーム グローリア」
1967年 リトグラフ
Bunkamura ドゥ マゴ パリ祭 特別連動企画
レイモン・サヴィニャック展 パリの街が愛したポスター
会期:2014年7月12日(土)~7月21日(月)時間:10:00~19:30 ※最終日は17:00まで
会場:Bunkamura Box Gallery
東京都渋谷区道玄坂2-24-1
主催:Bunkamura Gallery
ギャラリートーク
日時:2014年7月15日(火)、17(木) 各日15:00~
サヴィニャックの世界的コレクター山下純弘氏をお迎えし、作品についてのお話はもちろん、彼のアイデアとユーモアの秘密に迫る貴重なお話を伺います。
※事前予約不要
※上記の時間に直接Bunkamura Box Galleryへお越しください。
ドゥ マゴ パリ祭 2014 ウェブサイト
http://www.bunkamura.co.jp/parisai2014/
Bunkamura ウェブサイト
http://www.bunkamura.co.jp/
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サヴィニャックのポスターは、私たちを「上機嫌」にさせてくれます。
フランスを魅了したポスターたちは、今でも私たちの目を引きつけて止みません。
本展や、ドゥ マゴ パリ祭を通じて、フランス革命記念日「パリ祭」に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
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