
+ Posted by itscorbeille2014.1.18
キヨエさんは、キオクのネドコを見守る妖精。
書物というかたちにはならなくても
ひとは過ぎた時間の中に何冊もの本(キオク)を抱えています。
眠ったままの本
書きかけの本
ずっとかたわらに置いた本…
これは、キヨエさんがそっと預かった本のお話です。
本は宇宙の渡し舟。
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荒野をゆく道具は鉛筆とスケッチブック、そして一冊の本。
草色の指あと、いちばん染まったページに
キミはいつか気づくだろう。
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あるひとは思っていた。
「この世界に存在する数えきれないほどの本。
なのに
そのひとが私に渡した本は生涯ただ一冊。
数百ページのどこにそれはあるのか
答えはそのひとが遠く持って行ってしまった。
終わらない問いをずっと抱いている。
でも、きっと答えはわかっている。
私の心はそのことを知っている。」
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本のありか。
キヨエさんと一緒に、みつめてみませんか。
itscorbeille+(イツコルベイユ+)
イラストレーターかわぐちいつこのプライベートワーク。
商品図案やデザインを手がけるかたわら
らくがきに近いゆるめのタッチで
日々心に残ったできごとをテーマに描いています。
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