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ART&MORE編集部が注目するクリエイターへお仕事や作品についてお伺いするインタビュー企画。
第7回目は、2016年度のボローニャ国際絵本原画展に入賞された、イラストレーターのTomo Miuraさん。
ボローニャ国際絵本原画展は、イラストレーターの登竜門として知られ、多くのイラストレーターが同展をきっかけに絵本作家としてデビューを果たし世界へと羽ばたいています。Miuraさんの作品は、一枚絵の中に緻密でユーモアのあるストーリーが表現され、繊細で生き生きとした人物描写が魅力的です。
今回は、イラストレーターを目指したきっかけや、ボローニャ・ブックフェアの感想などについてお聞きしました。



「Tomo Miuraへの7つの質問」




Q1. イラストレーターになろうと思ったきっかけを教えてください。

小さい頃から絵を描くのが好きでした。でもイラストレーターのお仕事に興味を持ったのは大分後の話です。私は勉強も運動もあまり得意ではなく、自分の特技を将来活かせるようになりたいとカナダの美術大学に入りました。
そこでイラストレーターという職業について学び、興味を持ったのがきっかけです。

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02. 作品の中にしばしばオリエンタルな雰囲気も感じられますが、創作のイマジネーションはどこからきますか?

中学校から大学までをインドやカナダで生活をしていたので、その影響はあるかもしれませんが、私はどこか特定の国や文化を意識して描いていません。でも同じ絵でも外国で見せるとすごく日本っぽい作品だと言われたり、逆に日本では外国っぽい絵のタッチだと言われたことがあります。
創作のイマジネーションは日常生活の些細なことだったり、昔の記憶や思い出だったり、今の悩みが言葉に出来なくて紙に描き出したものをきっかけに絵を描き始めることもあります。今はそんな思い出から絵本を書こうと試行錯誤中です。


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Q3. ボローニャ国際絵本原画展へ応募されたきっかけについて教えてください。
  また、受賞のお知らせが届いたときの心境はいかがでしたか?


ボローニャ絵本原画展の存在は大学で学びました。卒業し、日本でフリーランスイラストレーターを始めたときに入選をこれからの目標のひとつにしようと思い応募しました。
知らせの電話を受けた時はびっくりしました。すごく嬉しかったです。まずは近くに座っていた母に報告しました。

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Q4. 実際に今年のボローニャ・ブックフェアへ行かれてみて感触はいかがでしたか?

あんなにもたくさんの魅力溢れるイラストレーターの方たちや出版社の方々と会って交流できる機会などあまりないので、すごく刺激的で勉強になる体験ができました。会場も予想以上の広さで、迷子になりました。次回また行けたら、今回の経験や失敗を踏まえて再度挑みたいと思っております。



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Q5. どのような画材や素材で作品をつくられていますか?
  愛用されている画材はありますか?


最近使っているものはインクと水彩絵の具と水彩紙です。
これは大学時代に使い始めた組み合わせのひとつでとても気に入っています。


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Q6. これまで制作された中で一番お気に入りの作品について教えてください。

その日の気分によってどんな自信作でもよく見えたり物足りなく感じたりしてしまいますが、いまは製作中の絵本の一枚がお気に入りです。昔家族と家で映画を見ながら寝てしまったことを思い出します。


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Q7. 今後どのようなことにチャレンジしていきたいですか?

今後の目標のひとつは絵本を仕上げて出版することと、再度またコンクールなどに応募することです。
そして日本でも海外でも活躍できるようなイラストレーターになろうと思います。



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image © Tomo Miura






Tomo Miura Tomo Miura / フリーランスイラストレーター

栃木生まれ、中学高校の6年間をインドで過ごす。
カナダ、エミリー・カー美術大学を卒業後、帰国しフリーランスイラストレーターとして活動開始。
2016年ボローニャ国際原画展入選。

パンフレットや挿絵などを得意する他ぬいぐるみ製作やお店のミラルなども手がける。

Web:www.tomomiura.com





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image © Tomo Miura







< 聞き手 >
清水厚史 / Atsushi Shimizu
ART&MORE編集長 / ADLIB代表 / ディレクター・編集者。
グラフィックデザイナー・イラストレーターとしても活動を行う。
ADLIB:www.adlib-tokyo.com
Melbourne:www.atelier-melbourne.com






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