Bookshelf

ガーディアン・ガーデンにて、彫刻家・飯田竜太の個展が開催



(以下、プレスリリースより)

ガーディアン・ガーデンでは「The Second Stage at GG」シリーズの第43弾として、飯田竜太展「本棚のアーケオプテリス – Archaeopteris in The Bookshelf -」を開催します。本シリーズは、若手表現者を応援するガーディアン・ガーデンの公募展入選者の中から、各界で活躍する作家の、その後の活動を伝えるための展覧会です。

飯田は、2004年に第22回グラフィックアート『ひとつぼ展』のグランプリを受賞しました。その後、2007年にグラフィックデザイナー田中義久とアーティストユニットNerhol(ネルホル)を結成し、国内外のギャラリーや美術館での作品発表を重ねています。

書籍の幾重にも重なるページ一枚毎に、少しずつずらした切り込みを入れていくことで生み出される飯田の作品は、印刷された文字や写真等を介さず、カットされた形状やその断面のグラフィカルな印象によって、その本の新たな側面を見せてくれます。本を「読む」ことではなく、「切る」、「彫る」ことで解釈する彫刻作品を生み出しています。

本展では、本棚がテーマです。これまで飯田は、本棚の本の背表紙を裏側にして文字情報を隠し、ページを開く小口が前面になるように並べ替え、その行為を“彫る”ことと捉えたインスタレーション作品を発表してきました。今回は紙の原料である木材から本の形を彫り出し本棚に並べて、情報が含まれる以前の本棚を存在させます。そして文字情報から解放された一つの彫刻としてインスタレーション作品を展示します。また、この作品に至るまでに、異なるアプローチで本を彫刻した作品を、写真や映像でも展示します。



作家挨拶

アーケオプテリスとは、世界最古の木といわれ、はじめに太い幹を持った木とされています。地球の大地に初めて影を落とした木ともいえます。情報を伝えるために用いた最初の素地としての紙、そして文字。それらは意思伝達のはじまりの形とも捉えることができます。そんな知の集合体である本棚を眺めているとき、本棚にある本を、書物である前に植物であると感じる人はあまりいません。情報のあり方と人の体感を、彫刻という手法を用いて明らかにしようと試みたのが今回の作品です。「体感できる自然」は、文字を含有した「本」、つまりオリジナルとコピーの差延が存在していることが明示されているものだと考えられます。物質を変更する彫刻的行為は、意味を明らかにする彫刻の恣意性を含んでいます。意味を含有していない「本を模した彫刻」は、視覚以外の様々な情報を体感する鍵となり、「アーケオプテリスの森」を体感できるのではないかと思っています。

飯田竜太



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The Second Stage at GG #43

飯田竜太展「本棚のアーケオプテリス – Archaeopteris in The Bookshelf – 」

会期:2016年8月30日(火)~9月16日(金)
時間:11:00-19:00
休館:日曜
入場:無料
会場:ガーディアン・ガーデン
   東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビルB1F






オープニングパーティー:2016年9月2日(金) 19:00-20:30
ワークショップ「本の中の文字だけで作品をつくろう」:2016年9月8日(木) 19:10-20:40
トークイベント「桝田倫広(東京国立近代美術館研究員)×飯田竜太」:2016年9月15日(木) 19:10-20:40
ワークショップ・トークイベント共に参加無料・要予約。
詳しくはウェブサイトをご覧ください。



ガーディアン・ガーデン Webサイト
http://rcc.recruit.co.jp/gg/




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