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ART&MORE編集部が注目するクリエイターへお仕事や作品についてお伺いするインタビュー企画。
第6回目は、イラストレーターとして雑誌や広告、ファッションなどの分野で幅広く活躍中の黒田愛里さん。
鮮やかな色彩を巧みに使いこなし、独創的なタッチで繊細かつのびのびと描く作品は多くのファンを魅了しています。
また、平面作品にとどまらず立体作品も手がけ、イラスト作品の可能性の幅を積極的に拡げられています。
今回は、イラストレーターを目指したきっかけや、お仕事に繋がっていった経緯、作品制作についてお聞きしました。



「黒田愛里への7つの質問」




Q1. イラストレーターになろうと思ったきっかけを教えてください。

大学生のとき先生や先輩イラストレーターの方のお話を聞いて、
イラストレーターという職業を、少しづつ意識し始めていました。
TIS公募で入選してから、大学卒業後にTIS会員に招待していただいたのがきっかけとなりました。



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「経堂のエクセルシオールで寝ない方法」




Q2. 作品のイマジネーションはどこからきますか?
  また、独自の作品スタイルを確立するのにどのくらいの時間がかかりましたか?


生活の中で気になる事や面白い出来事などがあると、それについて描く事が多いです。
また、登場する人物は実際にいる人(友達や街で見かけた人)を描いています。
昔は暗いトーンの作品が多かったのですが、ここ3年くらいは今の明るいトーンの作品を制作しています。



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「Special day」




Q3. どのようなカタチでお仕事につながっていきましたか?

WEBサイトや展示を見てくださった方からお仕事をいただいたり、
お店に置いていたグッズきっかけで、作品を見てくれた方など様々です。
最近は売り込みをした会社から、実際にお仕事をいただけました。



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「見てくる猫」




Q4. ドローイング作品と立体作品はどのようなバランスで制作されていますか?

立体作品はTIS×パジコのWEB展覧会用に制作したのがきっかけで、
それから展示会のグッズやイベントの時に制作する様になりました。
今はありがたい事に、ドローイング作品と立体作品それぞれお仕事をいただけているので、
今後、どちらにも力を注いでいきたいなと思っています。



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「明日はもっと素敵な日」




Q5. どのような画材や素材で作品をつくられていますか?
  とくにお気に入りの画材はありますか?


アクリル絵具と色鉛筆が主ですが、水彩絵具もたまに使います。
立体作品を作る際に使う、パジコのラドール粘土は、
キメが細かく、絵具の定着がとても良いのでお気に入りです。



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「立体作品 カードスタンド」




Q6. これまで制作された中で一番お気に入りの作品について教えてください。

一番を決めるのはなかなか難しいのですが、今回の個展のメインビジュアルに選んだ作品は、お気に入りです。
今年の春に行ったハンガリーブダペストの街を舞台に描きました。
ここ3年以内で描いた作品では一番サイズが大きいのもポイントです。



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「この街のこと」




Q7. 今後どのようなことにチャレンジしていきたいですか?

様々なお仕事に携わりたいと思っています。
中でも本の装画はまだ経験がないので、今後出来たらいいなと思っています。



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「夜のダンス」



image © Airi Kuroda




【個展開催のお知らせ】


黒田愛里 この街のこと

会期:2016年8月5日(金)~8月17日(水)
時間:11:00-19:00 ※最終日のみ18時まで(毎週木曜休)
入場:無料
会場:GALLERY SPEAK FOR
   東京都渋谷区猿楽町28-2 SPEAK FOR 2F

<ギャラリートーク>
2016年8月5日(金)18:30-19:00 入場無料
作品解説=黒田愛里 聞き手=網中いづる(イラストレーター)






【番外編:黒田愛里さんへ個展についてお聞きしました】

Q. 今回の個展の見どころについて教えてください。

今春に行ったハンガリーブダペストの街での体験から生まれた絵を中心に、新作を含め約40点ほど作品を展示する予定です。
ハンガリーでの滞在先は叔母の家だったのですが、
叔母家族と過ごした日常が、私にとってはとても新鮮なことばかりでした。

今回の展示に合わせて、オリジナルグッズも種類豊富に制作したので、そちら含め楽しんでいただけたら嬉しいです。






※黒田愛里さんのART&MORE連載作品「quality timeを探しに」はこちらからご覧いただけます。
http://art-and-more.jp/2016/03/quality-time_1.html




Airi Kuroda 黒田愛里(くろだあいり)/ イラストレーター

1989年、東京生まれ。2013年、東京工芸大学芸術学部の卒業制作展でデザイン学科賞を受賞し注目を集めた。同大卒業後、イラストレーターとして活動を開始。第10回TIS公募で入選、第11回TIS公募で審査員賞(北見隆氏の一枚)を受賞し、2014年よりTIS会員に。「イラストノート」誌の表紙を手がけるなど雑誌や広告で幅広く活躍中。海外アパレルブランドとのコラボレーションも。近年の個展に「日常めがね」(’14年、GALLERY SPEAK FOR)がある。「CAT POWER 2015」(ギャラリールモンド)などグループ展にも多数参加。

Web:www.kurodaairi.com




image © Airi Kuroda





< 聞き手 >
清水厚史 / Atsushi Shimizu
ART&MORE編集長 / ADLIB代表 / ディレクター・編集者。
グラフィックデザイナー・イラストレーターとしても活動を行う。
ADLIB:www.adlib-tokyo.com
Melbourne:www.atelier-melbourne.com






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『ブルックリン・ネイバーフッド』
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