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まるごとちひろ美術館 世界で最初の絵本美術館
CHIHIRO ART MUSEUM COLLECTION



(以下、ちひろ美術館プレスリリースより)
「こんな時代だからこそ、ちひろさんや世界中の絵本画家が描いた「やさしさ」「美しさ」を、
子どもたちの真っ白な心に、そして、大人の心に伝えていけたら、こんなにうれしいことはありません。」
ちひろ美術館<東京・安曇野>館長 黒柳徹子(女優・ユニセフ親善大使)


ちひろ美術館は、1977年に世界で最初の絵本美術館として、東京の練馬区下石神井のいわさきちひろの自宅の一画に開館しました。ちひろの作品から始まったコレクションは、エリック・カールの「おんどり」を第1号に世界各国の優れた絵本画家たちの作品も収集されるようになり、現在その数は約26,750点(2015年7月現在)にのぼります。
本展では、いわさきちひろと世界の絵本画家の選りすぐりのコレクション約120点(内、ちひろ作品は約50点)を展示します。
また、安曇野ちひろ美術館と、2002年にリニューアルしたちひろ美術館・東京を設計した建築家・内藤廣による建築の魅力など、さまざまな角度から、“まるごと”ちひろ美術館を紹介します。



1 小鳥と少女『ことりのくるひ』
1 いわさきちひろ 小鳥と少女『ことりのくるひ』(至光社)より 1971年


2 エリック・カール おんどり
2 エリック・カール(アメリカ) おんどり 1985年


世界で最初の絵本美術館


ちひろ美術館が開館したのは、絵本画家・いわさきちひろの没後3年の、1977年です。
開館当初の名称「いわさきちひろ絵本美術館」には、ちひろだけではなく、広く絵本の文化に寄与したいという思いが込められています。開館当初より、散逸しやすい絵本の原画を人類の文化遺産と位置づけ、世界の絵本画家の作品を収集、保存、研究、公開し後世に伝えていくという方針のもと活動を始めました。絵本を専門とする美術館としては、世界で最初の美術館であることは、後からわかったことでした。



I いわさきちひろ

「世界中のこどもみんなに 平和と しあわせを」と願い、生涯子どもをテーマに描き続けた画家、いわさきちひろ(1918~1974年)。現存する作品は約9,450点に及びます。ちひろは原画が散逸しないよう大切に守り、多くを自らの手元に残しました。
それらの作品が核となり、ちひろ美術館は誕生しました。ちひろ美術館のメインコレクションである、ちひろ作品の魅力を7つのテーマから“まるごと”紹介します。
〇出品作品点数 約50点

1自画像としての少女像/2「子ども」を見つめて/3ちひろとアンデルセン/4ちひろの技法
5ちひろの絵本づくり/6ちひろのあかちゃん/7子どもたちに平和を


3 ピンクのセーターを着た少女
3 ピンクのセーターを着た少女 1970年



4 「ロンドン橋がおちる」
4 「ロンドン橋がおちる」 1966年



5 アヒルとクマとあかちゃん
5 アヒルとクマとあかちゃん 1971年6 戦火のなかの少女 『戦火のなかの子どもたち』(岩崎書店)より 1972年



6 戦火のなかの少女『戦火のなかの子どもたち』
6 戦火のなかの少女 『戦火のなかの子どもたち』(岩崎書店)より 1972年



7 アトリエの自画像『わたしのえほん』
7 アトリエの自画像 『わたしのえほん」(みどり書房/新日本出版社)より 1968年




II 世界の絵本画家・日本の絵本画家

ちひろ美術館のコレクションは、ちひろの作品だけではありません。世界33の国と地域の203人の画家による約17,300点(ちひろ作品を除く)のコレクションは、絵本の専門美術館として世界最大規模のものです。また国際アンデルセン賞画家賞受賞者を始めとする各国の代表的な絵本画家の作品や、世代を超えて読み継がれるミリオンセラーの絵本の原画など、質のうえでも高い水準を誇っています。
展示室2ではコレクションの選りすぐりの作品を、「世界の絵本画家」「日本の絵本画家」の2部に分けて紹介します。
〇出品作品点数 約70点


1世界の絵本画家

8 ラチョフ『てぶくろ』
8 エフゲーニー・ラチョフ(ロシア) 『てぶくろ』(福音館書店)より 1950年
おじいさんのおとしたてぶくろに次々入っていく動物たち…。
日本でも早くから親しまれているミリオンセラーです。




9 パツォウスカー『ふしぎなかず』
9 クヴィエタ・パツォウスカー(チェコ) 『ふしぎなかず』(ほるぷ出版)より 1990年
“色彩の魔術師”パツォウスカーによる、グラフィカルな数の絵本。




10 ジャマーン『魔法のビーズ』
10 フセイン・ジャマーン(スーダン) 『魔法のビーズ』より 1997年
アジアやアフリカ、ラテンアメリカの優れた絵本画家たちの作品も紹介します。




2日本の絵本画家

11 茂田井武『セロひきのゴーシュ』
11 茂田井武 『セロひきのゴーシュ』(福音館書店)より 1956年
宮沢賢治の童話を見事に視覚化し、後の日本の絵本に大きな影響を与えた茂田井武の名作絵本です。




12 瀬川康男『いないいないばあ』
12 瀬川康男 『いないいないばあ』(童心社)より 1967年
540万部を超えるミリオンセラー!(2015.3月時点) 日本で一番愛されているあかちゃん絵本の原画も登場します。




13 赤羽末吉『だいくとおにろく』
13 赤羽末吉 『だいくとおにろく』(福音館書店)より 1962年
日本で最初に国際アンデルセン賞画家賞を受賞した画家・赤羽末吉。当館では赤羽の全作品約6,900点を収蔵しています。



III 内藤廣によるちひろ美術館の建築


展示室4では、現代の日本を代表する建築家のひとり、内藤廣によるちひろ美術館・東京と、安曇野ちひろ美術館の建築を紹介します。内藤廣がちひろ美術館に関わりを持つようになったのは、1993年のことです。
絵本の世界にふさわしい、居心地のよい空間をどうすればつくり出すことができるか試行錯誤が繰り返され、安曇野ちひろ美術館が1997年に誕生しました。
2002年にリニューアルオープンしたちひろ美術館・東京の建物の設計も、内藤が手がけています。「ちひろさんの家に遊びにきたような感じにしたい」といってつくられたこの建物の空間のなかで、建築に込められた思いやさまざまな工夫をご覧ください。


内藤廣
(ないとう・ひろし 1950-)
建築家。早稲田大学理工学部建築学科卒業。同大学院修士課程修了後、国内外の設計事務所を経て、1981年、内藤廣建築設計事務所設立。海の博物館(92年竣工)で日本建築学会賞など受賞。牧野富太郎記念館(99年竣工)で村野藤吾賞受賞。2001年より東京大学教授・副学長を歴任。2011年より東京大学名誉教授。2005年より当財団理事、2013年より当財団評議員。安曇野ちひろ美術館、および新・東京館の設計を手がけた。



「まるごとちひろ美術館」世界で最初の絵本美術館

会 期:2015年10月28日(水)~1月31日(日) 
時 間:10:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで 
休館日:月曜日 (祝休日は開館、翌平日休館)※年末年始(※年末年始(12/28~1/1)、2月は冬期休館
    ※年末年始(12/28~1/1)、2月は冬期休館
入館料:大人800円/高校生以下無料
    ※グループ(有料入館者10名以上)、65歳以上の方、学生証をお持ちの方は100円引/障害者手帳ご提示の方は半額、介添えの方は1名まで無料/視覚障害のある方は無料/年間パスポート2500円
会 場:ちひろ美術館・東京
    東京都練馬区下石神井4-7-2



主催:ちひろ美術館 後援:絵本学会、(公社)全国学校図書館協議会、(一社)日本国際児童図書評議会、日本児童図書出版協会、(公社)日本図書館協会、杉並区教育委員会、中野区、西東京市教育委員会、練馬区 



展示関連イベント


●10/28(水)~11/29(日)限定 入館料半額特典
美術や建築を学ぶ大学・専門学校生、関連業種の方(例:美術館や建築・デザイン事務所勤務の方)は、期間中、入館料が半額(400円)となります。 学生証や社員証などの証明となるものを受付にてご提示ください。

●対談 松本猛×高橋明也「ちひろ美術館のコレクションの魅力」
世界で最初の絵本専門美術館として開館したちひろ美術館の意義と、コレクションの豊かな魅力を、ちひろ美術館創設者のひとりで、いわさきちひろの息子の松本猛と、三菱一号館美術館館長の高橋明也が語ります。
11/8(日)17:30~19:00
講師:高橋明也(三菱一号館美術館館長・当財団評議員)・松本猛(絵本学会会長・ちひろ美術館常任顧問)
定員:80名 参加費:700円 *要申し込み 10/8(木)受付開始

●対談 内藤廣×面出薫「ちひろ美術館の建築と照明」
ちひろ美術館(東京・安曇野)の建物を設計した内藤廣と照明計画を担当した面出薫が建物の魅力について語ります。
12/5(土)17:30~19:00
講師:内藤廣(建築家、当財団評議員)・面出薫(照明デザイナー、ちひろ美術館・東京副館長)
定員:80名 参加費:700円 *要申し込み 11/5(木)受付開始

●たてもの探検ツアー
館の内外をめぐりながら、建物にまつわるエピソードや、そこに込められた思いをご紹介します。
111/29(日) 212/20(日)各日15:00~15:40
定員:20名 *要申し込み 110/29(木) 211/20(金)受付開始

●ドキュメンタリー映画「いわさきちひろ 27歳の旅立ち」上映会
110/2(金) 17:30~19:00 211/14(土)15:00~17:00
312/15(火)10:30~12:30
定員:50名 *要申し込み ①9/2(水) ②10/14(水)③11/15(日)受付開始




『レオ・レオーニ 希望の絵本をつくる人』
まるさんかくぞう
『オーレ・エクセル イン モーション』
『ハーブ&ドロシー』
『木のうた』
『きりのなかのサーカス』
『ママのスカート』
『かさ 』
『ブルックリン・ネイバーフッド』
『Casa BRUTUS 2013年 12月号』
『ファンタジア』