
♠ Posted by Atsushi Shimizu2015.8.19
ART&MOREギャラリーでは、
クリエイターのアイデアやコンセプトがカタチになった、
オリジナリティあふれる魅力的な作品を紹介していきます。
第9回目は、中村至男さん作「はかせのふしぎなプール」(福音館書店刊) をご紹介します。
© Norio Nakamura
『どっとこ どうぶつえん』に次ぐ、中村至男さんの絵本第2作目。
驚きと発見のある、親子で楽しめるユーモラスな一冊。
『はかせのふしぎなプール』
作:中村至男
定価:本体389円+税
発売日:2015年8月
福音館書店(こどものとも 2015年9月号)
http://www.fukuinkan.co.jp/magadetails.php?goods_id=23530
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中村至男 / Norio Nakamura アートディレクター/グラフィックデザイナー。日本大学藝術学部卒、ソニー・ミュージックエンタテインメントを経て独立。PlayStation「I.Q」、アートユニット「明和電機」のグラフィックデザイン、雑誌『広告批評』(1999年)、携帯電話サイト「うごく-ID」、NHKみんなのうた「テトペッテンソン」、「勝手に広告」、絵本『どっとこ どうぶつえん』など。NYADC銀賞、文化庁メディア芸術祭優秀賞、東京ADC賞、東京TDC賞、ボローニャ国際児童図書賞など受賞。 Web:http://nakamuranorio.com/ |
「はかせのふしぎなプール」についての3つの質問
ーー「はかせのふしぎなプール」のアイデアを思い付いたのはいつごろで、どんなきっかけですか?
小さいころ、近所のどぶ川にいろんなゴミが浮いて流れてきたり、
なんだあれ??とか、そんな経験でしょうか(笑)
ーー子どもたちに本作の読み聞かせを行われたとのことですが、
子どもたちの反応はいかがでしたか?
前作「どっとこどうぶつえん」の時もそうでしたが、
大人との差はほとんどなく、みんなバシバシと答えを当ててくれてました。
こどもだからと、ナメちゃいけないと思いました(笑)。
ーー表現にいちばん苦労したのはどの部分で、とくにうまくいったのはどの部分ですか?
絵の点では、初めての人物描写が難しかったです。
プールの中身に目がいくように、なるべく表情やポーズを描きすぎないようにしました。
キャラクター設定は、マッドサイエンティストのはかせと、凡人じょしゅくん、という、
典型的な組み合わせをベースにキャラづけをしましたので、そんなに苦労はありませんでした。
© Norio Nakamura
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