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[ INFO ] EXHIBITION  2015.6.20

POSTにて写真家・北井一夫の展覧会が開催。



(以下、プレスリリースより)

私の写真は「抵抗」を撮ったことからはじまった。
写真集「抵抗」は12枚のカラー写真を使いたかったが、経済的理由からモノクロームになってしまった。
私は「抵抗」が未完成だという気持ちを持ち続けていた。
未完成だった「抵抗」を完成させたくて、この「カラー補足版」を作ることにした。

北井一夫


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©Kazuo Kitai



1964年11月7日、当時20歳だった北井は、アメリカ原子力潜水艦横須賀寄港に反対した全学連の闘争を撮影しました。
写真をやめようと決心してから一年以上も高温多湿な場所に放置したモノクロームのフィルムを用いて、
その劣化をマチエールに見立てて撮影を敢行したのだと言います。学生たちの社会への反抗の姿は北井自身の写真の
秩序への反抗と結びつき、それを写真に定着できるかという実験の好機となりました。被写体はピンボケでカメラも手ブレ、
フィルムは粗粒子でザラザラなうえに擦り傷だらけ…模範的な写真とは対照的な出来映えでしたが、それは北井にとって
思い通りの良い仕上がり。これをもとに写真集を作ろうと決心し、今度は横須賀基地周辺にある米兵相手のバー街を
ネガカラーで撮影しました。

本来は、モノクロームで学生たちのデモと機動隊、カラーで横須賀バー街にたむろする米兵たち、と対比を繰り返すページ
構成を想定していました。しかし制作費が足らず、結局翌65年に全ページがモノクロームだけの印刷で初めての写真集
「抵抗」を自費出版しました。

それから半世紀が経ちました。当時の横須賀基地の街を撮ったネガカラーはいままで一度もプリントされることはありません
でした。2015年の節目にあたり、ようやく本来の色付きの写真集「抵抗 カラー補足版」が完成しました。

会場では、写真集「抵抗 カラー補足版」を先行販売するほか、モノクローム作品の展示販売をいたします。
なお、会期中にはトークイベントも開催しますので、お誘い合わせのうえご来場ください。

協力 ZEN FOTO GALLERYshashasha



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©Kazuo Kitai


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©Kazuo Kitai



北井一夫の写真集「抵抗 カラー補足版」出版記念イベント

会期:2015年6月25日(木)~6月30日(火)
時間:12:00~20:00
会場:東京都渋谷区恵比寿南2-10-3 / POST
URL: http://post-books.info/




【トークイベント】
ゲスト:北井一夫/東方輝(2手舎
日時:2015年6月28日(日) 18時~19時30分(開場17時30分)
会場:POST
※定員40名、要予約、入場無料


【作家略歴】
北井一夫(きたい かずお)
1944年12月26日 中国鞍山市に生まれる。
1965年 日本大学芸術学部写真学科中退。
1972年 日本写真協会新人賞を受賞。
1976年 第1回木村伊兵衛賞を受賞。

【写真集概要】
北井一夫作品集3「抵抗 カラー補足版」
発行者:北井一夫
発行所:KAZUO KITAI FOTO INSTITUT
写真・構成:北井一夫
デザイン:石山さつき
協力:ZEN FOTO GALLERY
印刷:株式会社東京印書館
295mm x 295mm カラー13ページ
限定151部/サイン・ナンバー入り
価格:20,000円+税




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