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絵本作家「長新太」の展覧会が、ちひろ美術館・東京にて開催中



(以下、ちひろ美術館プレスリリースより)

長新太は、2005年に亡くなるまで漫画家、イラストレーター、エッセイスト、絵本画家として八面六臂の活躍をしました。なかでも、独特のユーモアあふれるナンセンス絵本で戦後の日本の絵本に新境地を切り拓きました。
長新太が亡くなって、今年で10年。作品のなかに見え隠れする画家の姿は、虚実入り乱れています。長新太とは一体何者だったのでしょう?
本展では、絵本や子どもの本の原画のほか、漫画やイラストレーションなども展示し、長新太の特異な発想の源泉を探ります。「イマジネーション」、「センスとナンセンス」の2部構成で、10のテーマから約130点の作品を展示し、迷宮のように広がる奇想天外な長新太の脳内にご案内します。


profile_SeiichiHishikawa 長 新太 (ちょう しんた/1927~2005)

東京に生まれる。1948年東京日日新聞のマンガコンクールに一等入選し、漫画家となる。1958年堀内誠一の勧めで、最初の絵本『がんばれ さるの さらんくん』を手がける。1959年『おしゃべりなたまごやき』で文藝春秋漫画賞、1981年『キャベツくん』で絵本にっぽん大賞、2005年『ないた』で日本絵本大賞など受賞多数。柔軟で斬新な発想の絵本を発表し続け、日本の絵本界にナンセンスの分野を切り拓いた。



没後10年 「長新太の脳内地図」展

会 期:2015年5月27日(水)~8月2日(日)
時 間:10:00〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日 ※祝休日は開館、翌平日休館
入館料:大人800円/高校生以下無料
    ※グループ(有料入館者10名以上)、65歳以上の方、学生証をお持ちの方は100円引/障害者手帳ご提示の方は半額、
     介添えの方は1名まで無料/視覚障害のある方は無料/年間パスポート2500円

会 場:ちひろ美術館・東京
    東京都練馬区下石神井4-7-2




協 力:あかね書房、絵本館、偕成社、教育画劇、クレヨンハウス、佼成出版社、講談社、こぐま社、小学館、童心社、
    徳間書店、BL 出版、ビリケン出版、福音館書店、復刊ドットコム、文溪堂、文研出版、ポプラ社、理論社
後 援:絵本学会、こどもの本WAVE、(公社)全国学校図書館協議会、( 一社) 日本国際児童図書評議会、
    日本児童図書出版協会、(公社)日本図書館協会、杉並区教育委員会、中野区、西東京市教育委員会、練馬区




片方の耳をネジのように巻くと、
脳ミソのゼンマイが回転を始め、
シュルレアリスムふうな発想が、鼻の穴から出てくる。

長新太



【I. イマジネーション】
長のナンセンス絵本は、驚きやユーモアや謎に満ちています。
ときには過激なほどの不条理な展開で、あっという間に現実の世界から隔絶された不思議なイマジネーションの世界へと誘います。その発想の源とは?
「巨大な…」「イカとタコ」「ライオン」「変身」の4つのテーマから探ります。


巨大な…
「一番の根本に巨大願望というか、巨大なものがかきたいというのがある」と語った長。
巨大なクレヨン、山をすっぽりと包む編みもの、巨大な鳥や芋虫…。
長の絵本には、通常のスケールをはるかに超えた巨大なモチーフが登場します。

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長新太 『ぼくのくれよん』(新進/銀河社/講談社)より 1973年



イカとタコ
日本全国の水族館を見て回ったという長。水の生きもののなかでも、特に愛していたのがイカとタコです。
なかでもタコは、繰り返し絵本に描き、世界で一番タコの絵本を描いている画家と自負していました。
長のナンセンスに水を得たイカとタコは、絵本のなかで大暴れしています。

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長新太「ブタとタコのダンス」(学習研究社)より 2003年



変身
長の絵本のなかでは、特別な呪文や魔法を使うことなく、花とネコが合体したり、
クジラがキャベツになったり、大胆でユーモラスな変身が起こります。

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長新太「キャベツくん」(文研出版)より 1980年




【II. センスとナンセンス】
「長新太の絵本づくり」、「漫画―線の表現」、「ナンセンス」、「ちへいせんのみえるところ」、「快と怪」、「記憶」の6つのテーマから長新太の奇想天外な作品の背後にあるロジカルな思考と鋭敏な感覚に迫ります。



漫画―線の表現
生涯、透徹して漫画家の精神を持ち続けた長新太。
長独自の明確であたたかみある線による表現を、紙芝居、絵童話、漫画、ポスターから紹介します。
あわせて長の漫画を掲載した同人誌などの資料も展示します。

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長新太「つみつみニャー」(あかね書房)より 1974年



ナンセンス
長のナンセンスを評して、詩人の谷川俊太郎は「言語の被膜を取り去った本当の現実の手触り」と語りました。
長新太のナンセンス絵本には、おもしろいことを求め、体全体で喜びを感じる子どものような身体感覚が宿っているようです。

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長新太」「ゴムあたまポンたろう」(童心社)より 1998年



ちへいせんのみえるところ
長の頭のなかを覗いて見たら、きっと、どこまでも水平線や地平線が続く風景が広がっているのではないでしょうか。
ときには不安になるほどの静寂に包まれたり、猛々しくさまざまな動物が駆け抜けたりする広がりのある空間は、長新太の絵本の原風景として像を結びます。

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「ちへいせんのみえるところ」(エイプリル・ミュージック/ビリケン出版)より 1978年



そのほか、未発表のダミー本や遺品なども展示します。




【関連イベント】

ねりパパ絵本ライブ 読んで!チョーさんの絵本
等身大キャベツくんもやってきます!絵本や歌、手遊びを通じて楽しく遊びましょう。
日程:7月26日(日)11:00~12:00 *参加自由、無料
協力:ねりパパ(練馬イクメンパパプロジェクト)、文研出版


「アートテラーとに~が語る長新太の魅力」
アートテラーとに~さんが、軽妙でわかりやすいトークで、
長新太のユーモアとナンセンスの世界に迫り、新たな魅力を掘り起します。
日程:7/26(日)17:30〜19:00
講師:アートテラーとに〜
(日本で唯一の*アートテラー/“美術”をわかりやすく、面白いと感じるようなトークをする専門職
定員:80名 参加費:700円(入館料別)
要申し込み 6/26(金)受付開始


profile_SeiichiHishikawa アートテラーとに~

1983年生まれ。千葉大学法経済学部卒業後、吉本芸人としてデビュー。その傍ら、WEBに書き続けていたアートコラムがじわじわと人気に。2007年、横浜美術館でトークイベントを開催したところ、その独自の切り口と軽妙な話術が受け、大人気に。その成功を受けて、世界で唯一の職業「アートテラー」としての活動に専念。現在は、「美術を楽しく、もっと身近に」を信念にトークイベントのほかアートツアーイベントも手がけるなど、幅広く活躍中。


ギャラリートーク
日程:6/6(土)・6/20(土)・7/4(土)・7/18(土)・8/1(土)
時間:14:00~
※参加自由・無料(入館料のみ)

松本猛ギャラリートーク
母・ちひろとの思い出や展示のみどころなどをお話します。
6/7(日)14:00~
講師:松本猛(絵本学会会長・ちひろ美術館常任顧問)
※参加自由・無料(入館料のみ)


ちひろ美術館ウェブサイト:
http://www.chihiro.jp/




『レオ・レオーニ 希望の絵本をつくる人』
まるさんかくぞう
『オーレ・エクセル イン モーション』
『ハーブ&ドロシー』
『木のうた』
『きりのなかのサーカス』
『ママのスカート』
『かさ 』
『ブルックリン・ネイバーフッド』
『Casa BRUTUS 2013年 12月号』
『ファンタジア』