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[ FEATURE ] INTERVIEW   2014.10.17


ID – I Dictionary – は、オンラインショップさんまるよんの「Human color chart」で紹介している
アンケートをもとにインタビューを行ったものです。


インタビューした内容が作家のIDのように、また同時に、辞書のように閲覧者がその作家を知れるよう、
様々な作家をご紹介していきたいと思います。


 

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4回目は、音楽家/映像作家の岡本憲昭さん。

現在、2枚のアルバムをマレーシアのレーベル”mu-nest”よりリリースされており、
ビデオは文化庁メディア芸術祭などで高い評価を得るなど、音楽家、映像作家として活動されています。
また、ファッションブランドとの映像/楽曲の制作や、ミュージックビデオの制作など
枠にはまらないプログレッシブな姿勢で、様々なシーンを通して作品を発表し活躍されています。


そんな岡本憲昭さんをご紹介致します。


 

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岡本憲昭と記憶

「出身は大阪の泉北ニュータウンです。2歳の時に親の転勤で1年パキスタンに住んでおり、
その後、また年中ぐらいまで泉北ニュータウンに戻ってから、再び転勤で川崎に移り、その後はずっと川崎で育ちました。
なので大阪はほとんど知らないのですが、親がバリバリの大阪人なので、根っこの部分は大阪人なのかもしれません。

小学生の時は、ファイナルファンタジーが好きでゲームばかりやっていました。
特にシリーズのVIのストーリーや映像が好きでした。あれはポリゴンの限界を超えていたのではないかと思います。
勉強は昔から全然できなかったのですが、絵だけは褒められたので、
そのせいもあってか、その頃から美術系の仕事に就きたいとは言っていたそうです。


中学では野球部、高校ではラグビー部とスポーツばかりやっていました。
当時、運動部的な根性論みたいなものがあって、『不言実行』とずっと言われ続けていました。
『男たるもの背中で語れ』という教育を6年間叩き込まれたので、ツイッターの登場には驚きました(笑)」


 

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岡本憲昭と音楽
 
「音楽は、中学1年生の時の友達の兄貴が美大の予備校に通っていた人で、とても影響を受けました。
その人が色々なバンドを教えてくれたので、当時はメロコアやハードコア、スカなどを聴いていました。
高校一年生ぐらいの時に、大阪から出てきたジャマイカのスカをやっているバンドが出てきたりして、
ジャマイカの音楽に傾倒したりもしました。

それと当時、とても影響を受けた番組が2つあり、よく録画して熱狂的に見ていました。
TVKの『Mutoma Japan』という日本のインディーズのミュージックビデオばかり流れる番組と、
『ビデオ星人』という、メロコア・ハードコア中心のミュージックビデオばかり流していた番組です。
特に『ビデオ星人』は、編集がいい意味で粗雑で、銀の宇宙人の被り物をした2人組が、
『今日ヤバいねー、次これいっちゃう??』みたいな、ただただ雑なトークをしているところに
唐突にミュージックビデオが流れたりして、そのラフさが何かいいなと思っていました。

今ってネットの普及で音楽を触れる事が容易になったけれど、昔は情報を手に入れる事が
とても難しかったように思えます。タワーレコードに行ったら全部聴いてやるぞ!という意気込みで
探しにいったりしていて、あれはあれでとても愉しかったです。」


 

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とりあえずやってみる

「高校を卒業し美大に入学してからは、何かかましてやるという意気込みだけは持っていました。
『良い作品を作っていかないと恥ずかしい』という思いだけは人一倍持っていたので、当時は
自尊心が強かったのだと思います。

ただ、当時はパソコンが全然使えなかったので、音を作る授業なども大変でした。洗濯機の音と
街の音などが入ったCD-Rを配られて、1週間後に音楽を作ってきてと言われたのですが、
周りも素人ばかりだったので、そもそもどう曲を作ればいいのかも分からず、ガレージバンドという
ソフトがあるらしいぞというところから、とりあえず触ってみるかという感じで制作していました。


やっていくうちにそれっぽいものが作れたりして、How to通りじゃない分、
逆にそれが個性になったりしてとても面白かったです。ガレージバンドで作った最初の曲などは、
教授に『ガレージバンドの限界を超えた』と言われ、嬉しかった事を憶えています。」


 

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『レオ・レオーニ 希望の絵本をつくる人』
まるさんかくぞう
『オーレ・エクセル イン モーション』
『ハーブ&ドロシー』
『木のうた』
『きりのなかのサーカス』
『ママのスカート』
『かさ 』
『ブルックリン・ネイバーフッド』
『Casa BRUTUS 2013年 12月号』
『ファンタジア』