
歩 Posted by NiHo2014.5.19
「もしも、ふきだしがキャラクター性を帯びたら、どんなものになるだろう」
…という疑問から生まれたのが、このふきだしくん。
キャラクター性を持つからには何か喋ったらおもしろいだろうな…と考えているとき、
ふと「ふきだしの入れ子構造」というものが頭の中によぎりました。
ことばにすると分かりにくいのですが、
ふきだしにふきだしがくっついて、またそこにふきだしがくっつく、というような
不思議な状況が思い浮かんだのです。
まるで、ふきだしたちのブレーメンの音楽隊です。
ブレーメンの音楽隊には、ロバや犬や猫やにわとりがいますが、
ふきだしにだって、様々なバリエーションがあります。
たとえば、叫んでいるギザギザ型(ぼくたちはサクレツくんと呼んでいます)や
心の声をあらわす雲型(もわもわくん)などをはじめとして、
これらのキャラクターを使えば、同じ脚本でも、
感情や状況を様々にコントロールできてしまうのです…
文章で説明するのはこのくらいにして、さっそく「ふきだしくん」をご紹介します。
はじまりは、ふきだしくんの誕生の秘密から。
つづく…
二歩
西村祐貴と星功基による文字とことばのデザインユニット。
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