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ART&MOREギャラリーでは、
クリエイターのアイデアやコンセプトがカタチになった、
オリジナリティあふれる魅力的な作品を紹介していきます。


第1回目は、2014年3月に、イタリアのボローニャ国際児童図書展にて、
2014年ボローニャ・ラガッツィ賞・ノンフィクション部門・優秀賞を受賞した、
中村至男さん作「どっとこ どうぶつえん」(福音館書店刊) をご紹介します。



「どっとこ どうぶつえん」


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最小限のドットで表現した 究極にミニマルなどうぶつたち


(上から順に)

ゾウ

キリン

ライオン

フラミンゴ

ワニ

マンドリル


絵本には、ほかにも様々などっとこどうぶつたちが登場します。


『どっとこ どうぶつえん』
作:中村至男
出版社:福音館書店
定価:本体800円+税
発売日:2014年5月14日



『どっとこ どうぶつえん』 (amazon.co.jp)



福音館書店
http://www.fukuinkan.co.jp/bookdetail.php?goods_id=23275



中村至男 / Norio Nakamura
アートディレクター/グラフィックデザイナー。日本大学藝術学部卒、ソニー・ミュージックエンタテインメントを経て独立。PlayStation「I.Q」、アートユニット「明和電機」のグラフィックデザイン、雑誌『広告批評』(1999年)、携帯電話サイト「うごく-ID」、NHKみんなのうた「テトペッテンソン」、「勝手に広告」、絵本『どっとこどうぶつえん』など。NYADC銀賞、文化庁メディア芸術祭優秀賞、東京ADC賞、東京TDC賞、ボローニャ国際児童図書賞など受賞。
http://nakamuranorio.com/


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「どっとこ どうぶつえん」についての3つの質問



ーどっとこどうぶつえんのアイデアを思い付いたのはいつごろで、どんなきっかけですか?

どっと絵は、インベーダーやスーパーマリオなど、僕が子どもの頃からとてもなじみの深い大好きな表現方法です。
14年くらい前から携帯電話サイトを作り始めたことをきっかけに描き溜めていて、
草案はそのころからあったのですが、出し方がわからずそのままになっていました。
この絵本の出版の1年ほど前に、「どうぶつえん」で「絵本」、というくくりなら一つの世界で綴じられるのでは!
と思いつき一気に作りあげました。
絵を見つけたというより、そのくくり方を見つけたという意識の方が大きいです。


ー最初にどっとこを見たこどもたちの反応はいかがでしたか?

試作の段階で、保育園で読み聞かせをしたのですが、ページを開いたらすぐに当てっこ合戦がはじまって、
あとは最後のページまで大騒ぎで、すごく面白かったです。
想定外に興味深かったのは、文字がない本なので、保母さんも見せながらアドリブで進めていってくれて、
ご自分の言葉や間合いでコミュニケーションをとっていたことです。
それぞれの保母さんや先生、お母さんがそのように読んでくれたらいいな!と思いました。


ー表現にいちばん苦労したのはどのどうぶつで、とくにうまくいったのはどのどうぶつですか?

こわいから最初はどうしても描きすぎになってしまうんですよね。
ただ描くだけでは面白くなくて、どっとをひとつでも減らしていき、ワカルワカラナイの境界線を見つける作業で、
やってみなければわからなかったことはたくさんありました。
読み聞かせの時、女の子(年中さん)にグサリと指摘された事も反映させていただいてます(笑)。
苦労したのはクジャクで、とくに好きなのはワニです。




Dottoko Zoo © Norio Nakamura



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