「にっぽんのどうぶつえん」第1話 京都市動物園

[ CREATORS ] NOTES   2014.2.10


園内は工事中の箇所があり、新しい行動展示式に切り替えていく途中である。
リニューアル後にとてもお気に入りスポットになったのは、キリンがいる”アフリカの草原”エリア。


「にっぽんのどうぶつえん」第1話 京都市動物園 © yuricamera

「にっぽんのどうぶつえん」第1話 京都市動物園 © yuricamera


キリンを見上げる観察スタイルが一般的だが、ここでは見下ろすことができる。
お食事シーンも目の前に広がり、普段見れない角度からじっくり見ることができる。
いつもと違う写真が撮れるので、かなりおすすめスポット。


「にっぽんのどうぶつえん」第1話 京都市動物園 © yuricamera

「にっぽんのどうぶつえん」第1話 京都市動物園 © yuricamera


しかも、千葉市動物公園で目撃したお座りスタイルも収めることに成功した。
野生だとなかなか見るのは難しいが、園内は天敵がいないので、
通っている人にとっては、目撃できるチャンスが多い。
リラックスしていると座ることもあるそうだが、
ほとんどの時間は立ったまま過ごしている。ちなみに睡眠時間は約20分。
通っていても滅多に見れないお座りに出くわすと、とっても嬉しい。


「にっぽんのどうぶつえん」第1話 京都市動物園 © yuricamera


最後にゴリラについて伝えたいエピソードがある。
テレビで特集されていた際にメモに残していたゲンタロウという赤ちゃんのステキなお話。


「にっぽんのどうぶつえん」第1話 京都市動物園 © yuricamera


2011年、母ゲンキと父モモタロウの間に生まれたゲンタロウ。
ゲンキの母乳がうまくでなくなり、人工哺育にやむなく切り替えた。
人間に育てられたゴリラは自身のことを”ニンゲン”と思い込んでしまう。
人工哺育で育った後に母親の元へ戻った例が日本にはなかった。

“母の代わりだが、なりきってもいけない”
そこで”ゴリラポンチョ”という漆黒のフサフサした毛皮のポンチョを飼育員さんが
常に着用し、ゲンタロウに母と一緒にいるように安心させてあげる作戦を行った。
最初、飼育員さんは園内に一緒に泊まり込む日々だった。
そして母ゲンキとの面会を日に3時間と繰り返して徐々に慣らしていき、ついに母の元へ帰る日がきた。
しかしゲンキは近づいてくるゲンタロウに対して、どのように接したらよいかわからずにいた。

辛抱強く見守ること3日間。
おもむろにゲンタロウが母親に抱きついた。
緊張が走るが、その後振り払うことなく、ゲンキ自ら抱き寄せ、
ついに願い続けていた元の親子に戻っていったのだ。
今では無事に父モモタロウも一緒に、家族で園内で過ごしている。


「にっぽんのどうぶつえん」第1話 京都市動物園 © yuricamera


たっぷりのあたたかい愛情と、試行錯誤を繰り返して、
無事に家族に戻る瞬間は感動的だったに違いない。

そんなステキな家族なのに、わたしときたらライオンとキリンに張り付いてばかり…
今度行くときは、この家族に張り付いて見てみよう。


好みが極端なところを改め、今年の目標はまんべんなく撮れるカメラマンになろう。
ちなみに、ワニやヘビなどの爬虫類系は一度も撮影していない…
ただの個人的な乙女心事情で、苦手だからである。
すでにまったくもって撮れる気がしない…ワニさん、ごめん。


次回は九州へ行ってきます!
どうぞお楽しみに。

京都旅行のお寺巡りの合間に、是非京都市動物園へ。




京都市動物園

開園時間:3月~11月 9:00〜17:00
     12月~2月 9:00〜16:30
休園日 :月曜日(月曜日が祝日の場合は、翌平日)/年末年始(12/28~1/1)
料金  :一般 600円 / 団体(30名以上) 500円 / 中学生以下 無料
アクセス:〒606-8333
     京都市左京区岡崎法勝寺町 岡崎公園内
     tel 075-771-0210
サイト :http://www5.city.kyoto.jp/zoo/





yuricamera / ユリカメラ
photographer
人物、ライフスタイルなどを中心に広告、雑誌媒体などで活動中。
ライフワークに動物園にいる動物たちを撮り、いずれは全国、世界の動物園を巡るのが夢。

http://yuricamera.net/




photo&essay :yuricamera
logo design :shogo seki (ato)
edit&produce:atsushi shimizu



© yuricamera



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